雑記惑星あんのん

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【ノーサイド・ゲーム】最終回の感想(名言&セリフ付き)

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【ノーサイド・ゲーム】の最終回(再放送)では、

カザマ商事買収案件の黒幕である脇坂の退場と、

アストロズVSサイクロンズの死闘が描かれました。

 

君嶋とアストロズの活躍は本当にカッコよかったですね。

 

このドラマに感動した人はみんな、

ラグビーが大好きになったのではないでしょうか。

 

 

www.tbs.co.jp

 

 

 

【あらすじ】蹴球協会の改革とラスボスとの戦い

 

アストロズはサイクロンズとの決戦を前に、

府中工場のグラウンドで公開練習を行っていました。

 

そこに黒いスーツ姿の見知らぬ人物が現れます。

不審な人物かと思いきや、彼はブルズのGM・赤木(櫻井翔)でした。

 

赤木は画期的な改革を進めるアストロズから、

チームの運営方法を学ぼうと思い、 その様子を見学に来たといいます。

 

君嶋は他チームに改革の賛同者が現れたので、

蹴球協会へと出かけて行きました。

 

しかし君嶋の熱意は伝わらず、

あっけなく門前払いされてしまいました。

 

そんな君嶋に柴門(大谷亮平)は、

蹴球協会専務理事の木戸(尾藤イサオ)が、

周囲の反対を押し切ってワールドカップを誘致したことを語ります。

 

またアストロズの岸和田(高橋光臣)らは、

どんな状況になってもサイクロンズに勝つと宣言。

 

仲間の闘志に奮い立った君嶋は、

取締役会で脇坂(石川禅)と戦うことを決意しました。

 

 

【感想】視聴率は平凡だったが池井戸作品屈指の名作

 

本当に素晴らしいエンディングでした。

 

前半はトキワ自動車での君嶋の戦い、

後半はアストロズVSサイクロンズの試合と、

2部構成になっていたのは秀逸です。

 

プラチナリーグの決勝であるサイクロンズ戦のピッチは福島でした。

 

でも、満員の観客席の映像は、

わが地元・正田醬油スタジアム群馬(前橋市)で撮影を行ったんですよ!

 

 

 

「陸王」や「下町ロケット2018」でも、

前橋市や高崎市がロケ協力を行いましたが、

「ノーサイド・ゲーム」もそうだったとは感激です。

 

もともと故郷の前橋は大好きですが、

お気に入りのドラマのロケに使われたので、

ますます愛着が湧いてしまいました。

 

池井戸作品はよく「時代劇」に例えられます。

 

脇坂が失脚するシーンは、

懐かしの「遠山の金さん」のようでスカッとしましたね。

 

「遠山の金さん」でも悪人は証拠を出せと言い張り、

そこで重要な証言をする人物が登場します。

 

風間社長のような軽薄で面白いキャラもよくいました。

 

それでも悪人が白を切る時は、

お奉行の金さん本人がトレードマークの桜吹雪を見せて、

一件落着に持ち込みました。

 

ちなみに島本社長を演じた西郷輝彦さんは、

昭和の人気時代劇「江戸を斬る(第2部~第6部)」で、

「遠山の金さん」を演じたことがあります。

 

私は中学生の頃「江戸を斬る」を欠かさず見ていたので、

島本社長が「遠山の金さん」に見えましたよ。

 

ダメ上司がスカッと「成敗」されるのは池井戸作品のお約束ですが、

脇坂はいままでの悪役よりずっと憎らしかったので、

君嶋の「さっさと出ていけ!!」には溜飲が下がりました。

 

さてサイクロンズとの決勝戦ですが、

相手が相手だけに簡単には勝たせてもらえませんでしたね。

 

濱畑は選手生命をかけて試合に臨みましたが、

その凄まじい気迫がアストロズに勝利を呼んだんだと思います。

 

七尾という立派な後継者もいるので、

濱畑は安心して第一線を退くことができました。

 

君嶋の後任GMになりましたが、今後の活躍が楽しみですね。

 

柴門と津田監督が和解できたのも良かったです。

名将は名将を知ると言いますから、

今後はいい意味で切磋琢磨して行くでしょう。

 

でも、どうせなら、

君嶋と鍵原GMとのやり取りも見たかったです。

 

蹴球協会では満場一致で富永の解任が決議されたので、

鍵原GMも改革には賛成していたはずですから。

 

ともあれ、アストロズが消滅することも、

日本のラグビーが衰退することもなくなり、

本当に一件落着となりました。

 

君嶋と滝川はノーサイド精神について語り合っていましたが、

理不尽でやるせない時代だからこそ、

ラグビーという純粋なスポーツが必要という意見には、全面的に賛同します。

 

私は運動神経が鈍いので、

自分でスポーツをやりませんが、観戦するのは大好きです。

 

陸上競技と野球がとくに好きなんですが、

ラグビーは正直、あまり関心がありませんでした。

 

しかしノーサイド・ゲームにはまってから、

ラグビーのルールを勉強したり、

テレビでラグビーの話題が出ると、すかさずチェックしています。

 

ノーサイド・ゲームの最大の魅力は、 ラグビーという熱いスポーツを通して、

「どんな困難が襲ってきても逃げずに戦うこと」を教えてくれたことです。

 

平均視聴率は12.0%とそんなに高くなかったんですが、

池井戸作品の中では屈指の名作だと断言します。

 

私はBlu-rayディスクを購入しました!

 

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ドラマのBlu-rayディスクは高いので、

いままで買ったことがなかったんですが、

【ノーサイド・ゲーム】は何度も何度も繰り返して見たいので、

思い切って買ってしまいました。

 

特典映像がたっぷりついていますし、

ディレクターズカット版なので、ファンの人なら楽しめること請け合いですよ。

 

うちは娘がアストロズのファン、私がサイクロンズのファンなので、

ディスクを見ながら2人で盛り上がっています。

 

【セリフ】君嶋の啖呵と島本の名言に感動

 

君嶋隼人(大泉洋)

 

チームにはさ、色んな人がいて色んな意見があるんだ。

それをまとめるのはとても難しいことなんだよ。

悩んで当然なんだ。

大事なのは、みんながより良くなるためには、

どうすればいいかなって考えること。

それさえ忘れなきゃ、きっと答えは見えてくるはず。

博人なら絶対できる。

 

会長の意見を聞いてるんじゃない!

私はあなたと話してるんです。

木戸さん、あなたもかつて、

日本のラグビー界を案じて、改革を求めたんですよね。

周囲の反対を押し切ってワールドカップを誘致したんですよね?

でも本当に大事なのはその先じゃありませんか?

今大きな一輪の花が咲いたとしても、

根っこが腐ってればやがては枯れます。

この国いっぱいに花を咲かせるには、

土壌から変えていかなくてはならないんです!

 

アストロズの現場責任者として意見を述べさせていただきます。

まず、皆さまに思い起こしていただきたいのは、

2シーズン前までのアストロズです。

成績は著しく低迷し、リーグ残留を死守するのが精一杯でした。

当然、集客もままならず、 アストロズファンなど皆無に等しい状態でした。

しかし、昨シーズンからアストロズは生まれ変わりました。

ボランティア活動や地元のイベントに参加し、

ジュニアアストロズは多くの子供たちに、

ラグビーの楽しさを広めてまいりました。

その成果が実を結び、トキワスタジアムは満員。

チケットの売り上げもゼロから1億5千万円まで膨らみました。

そして今シーズン。アストロズはここまで全戦全勝。

かつてまったく歯が立たなかったサイクロンズと、

2年連続で優勝争いを繰り広げております。

コストという一面で切り取り、

蹴球協会の問題を指摘されればその通りです。

しかしアストロズは今や、多くのファンに支えられ、

地元に愛されるチームになりました。

アストロズは数字の集まりではなく、人の集まりです。

その価値はコストで測り切れるものではありません。

どうか皆さん、いましばらく温かい目で見ていただけないでしょうか。

 

脇坂さん、私はあなたを尊敬していた。

あなたは常に的確に状況を読み、ベストな判断を下してきた。

でもそれは全部、自分の出世のためだけだったんですね。

会社員が地位や名誉を望むのは当然のことです。

しかし、戦い方というものがある。

あなたは自らの出世のために人に不正を働かせ、滝川さんを陥れ、

このトキワ自動車を混乱の渦に巻き込んだ。

正々堂々とぶつかることもできないあなたは、ただの卑怯者だ!

そんなあなたにトキワの未来を語る資格はない。

脇坂さん、あなたは最後に状況を読み間違えた。

あなたこそ、このトキワ自動車からさっさと出ていけ!!

 

確かにラグビーは痛そうだし、怖そうだし、汗臭そうだし、

真希ちゃんが好きになる要素は何ひとつないかも知れない。

でも、彼らが自分たちの誇りをかけて懸命に戦う姿は、

言葉にできないくらい美しいんだよ。

 

君たちに出会った頃、私はラグビーなんて大嫌いだった。

君たちがどうしてこんな泥臭いスポーツに夢中になるのか、

正直まったくわからなかった。

だが、君たちは私にラグビーの素晴らしさを教えてくれた。

人生の素晴らしさを教えてくれた。

君たちに出会えてよかった。 アストロズに出会えてよかった。

私はラグビーが大好きだ!

ラグビーを愛する大勢の人たちが君たちを待ってるぞ。

君たちのラグビーを見せてくれ。そして勝ってくれ!

今日ここで、君たちと最初に出会ったときの誓いを果たそう。

 

いま世の中はどんどん理不尽なことが、

まかり通る時代になっています。

でも、だからこそ、

ラグビーというスポーツが必要なんじゃないでしょうか。

ノーサイドという精神は日本だけでしか通用しない、

日本ラグビーのおとき話かも知れない。

でも、いまこの世界だからこそ必要なんだと私は思います。

 

島本博(西郷輝彦)

 

脇坂くん、われわれ企業は、

営利目的の組織であると同時に社会的存在でもある。

世の中の皆さんと繋がり、ともに喜びあえる何かが必要だ。

アストロズがその役目を果たしてくれるなら、

こんな素晴らしいことはないじゃないか。

 

不思議だ。応援しているのはわれわれなのに、

まるで彼らに応援されてるようだ。

負けるな。負けるな。そう聞こえる。

あれは彼らのハカだ。 マオリ族に伝わる儀式だ。

私は死ぬ。私は死ぬ。

私は生きる。私は生きる。

見よ。この勇気ある者を。

ここにいる男たちが再び太陽を輝かせる。

一歩上へ。さらにもう一歩上へ。

輝く太陽の中へ。

きっと会社もこの国も、 この先もたくさんの困難が待ち受けている。

だけど決して諦めるな。 仲間とともに乗り越えよ。

そう背中を押してくれているようだ。

日本中に響け。世界中に響け。

 

濱畑譲(廣瀬俊朗)

 

今後? そんなもんありません。

GMにはお話ししておきます。 俺の選手生命は今日で終わります。

GMには心から感謝してます。

アストロズがここまで来れたのはあなたのおかげです。

ありがとうございました。 俺も、あなたに会えて良かった・・・

 

滝川桂一郎(上川隆也)

 

もし日本が世界と互角に戦える強豪国になったら、

きっと、その尊いその精神を世界に伝えることができるだろう。

君嶋、それこそが君の使命なのかも知れないな。

 

【主題歌】馬と鹿(米津玄師)

 


米津玄師 MV「馬と鹿」Uma to Shika

 

歪んで傷だらけの春

麻酔も打たずに歩いた

体の奥底で響く

生き足りないと強く

 

まだ味わうさ 噛み終えたガムの味

冷めきれないままの心で

ひとつひとつ残した果てに

ようやく残ったもの

 

これが愛じゃなければ なんと呼ぶのか

僕は知らなかった

呼べよ 花の名前をただひとつだけ

張り裂けるくらいに

 

鼻先が触れる 呼吸が止まる

痛みは消えないままでいい

 

疲れたその目で 何を言う

傷跡隠して歩いた

そのくせ影をばら撒いた

気づいて欲しかった

 

まだ歩けるか 噛み締めた砂の味

夜露で濡れた芝生の上

はやる胸に 尋ねる言葉

終わるにはまだ早いだろう

 

誰も悲しまぬように微笑むことが

上手くできなかった

一つただ一つでいい 守れるだけで

それでよかったのに

 

あまりにくだらない 願いが消えない

誰にも奪えぬ魂

 

何に例えよう 君と僕を 踵に残る似た傷を

 

晴れ間を結えばまだ続く

行こう 花も咲かないうちに

 

これが愛じゃなければ なんと呼ぶのか

僕は知らなかった

呼べよ 恐れるままに花の名前を

君じゃなきゃ駄目だと

 

鼻先が触れる 呼吸が止まる

痛みは消えないままでいい

 

あまりにくだらない 願いが消えない

止まない

 

歌詞掲載について