雑記惑星あんのん

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【麒麟がくる】第2話の感想。道三の罠(名言&セリフ付き)

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【麒麟がくる】の第2話では、

尾張の織田信秀が美濃に攻め込んできました。

 

1547年9月に起きた「加納口の戦い」です。

 

光秀も出陣して、手柄を立てようと奮闘しますが、

敵が叔父の光安にソックリだったので、

一瞬、討ち取るのをためらってしまいました。

 

戦のシーンはかなり手が込んだ演出でしたよ。

 

www.nhk.or.jp

 

 

 

【あらすじ】尾張の織田が美濃に進攻

 

火事から少女を救った光秀(長谷川博己)を見て、

信頼できる人物だと知った医師の東庵(堺正章)と助手の駒(門脇麦)。

 

2人は斎藤利政(本木雅弘)の正室、

小見の方(片岡京子)の難しい病を治療するため、

美濃に向かうことを決意します。

 

だが美濃は隣国・尾張と交戦中でした。

織田信秀(高橋克典)が率いる2万の軍勢が迫ってきていたのです。

 

光秀は利政から借金の代わりに、

「侍大将の首を2つ取れ」と命じられました。

 

主君の無茶振りに憤慨しながらも、

光秀は敵に対して果敢に挑んで行きます。

 

劣勢を強いられる利政は籠城戦に切り替えます。

 

しかし光秀と、学友の斎藤高政(伊藤英明)は、

利政の策に納得できなかったのです。

 

ところがそれは敵を欺くための戦術でした。

 

その策が功を奏し、織田軍に勝った利政は、

裏で信秀と内通していた、

美濃守護・土岐頼純(矢野聖人)を暗殺してしまいました。

 

登場人物はこちら

 

www.nhk.or.jp

 

【感想】土岐頼純の存在感がすごかった

 

今年の大河は序盤から、非常に濃い内容で攻めてきています。

 

斎藤利政(のちの道三)が主君の土岐頼純を暗殺してしまったので、

一部の視聴者から「ホラーテイストだ」という声も上がりましたが、

戦国は謀略が日常茶飯事でしたし、

頼純は織田信秀に内通していたんですから、仕方ありません。

 

『昨日の友は今日の敵』

『裏切り者には死を』

『無能な主君は問答無用で殺してしまえ』

 

これが戦国の世の常識でした。

 

斎藤利政の娘・帰蝶(濃姫)は、

織田信長に嫁ぐ前は頼純の妻だったんですね。

 

私は「信長の野望」を30年以上プレイしているので、

それなりに歴史のことは知っていますが、

帰蝶が土岐家に嫁いでいたというのは初耳でした。

 

もし利政が頼純を暗殺しなかったら、

帰蝶は織田信長に嫁がなかったので、

歴史はまったく違うものになったはずです。

 

 しかし頼純を演じた矢野聖人さんの演技は圧巻でしたね。

 

www.cinematoday.jp

 

この回だけの出演だったんですが、

もう少し義父・利政とのバトルを見たかったです!

 

矢野聖人さんの迫真の演技と、

帰蝶が織田信長に嫁ぐ前に結婚していたという新事実で、

土岐頼純は注目される武将となりました。

 

今後は「信長の野望」にも登場するかも知れません。

 

それはさておき、

帰蝶にとっては父親が夫を亡き者にしたという、

とんでもない悲劇に見舞われてしまいました。

 

戦国時代は現代と違って、身近な人間ほど恐ろしい敵だったんです。

 

光秀の時代からは80年ほど遡りますが、

戦国時代のきっかけとなった応仁の乱も、

最も近い身内同士が血を流しました。

 

東軍の総帥・細川勝元と西軍の総帥・山名宗全は、

義理の息子と父親という関係だったんです。

 

実の親子や兄弟でさえ戦をするんですから、

血のつながらない義理の親子が仲良くするのは、

本当に難しかったでしょう。

 

現代の私たちの常識では理解できないことが、

次々に起こった乱世です。

 

帰蝶をはじめ、当時を生きる人々は、

現代人の私たちより、はるかに強い心を持っているのではないかと、

しみじみ感じた回でした。

 

【セリフ】信秀の敗戦の弁が強烈!

 

明智十兵衛光秀(長谷川博己)

 

孫子でしょうか。

彼を知り、己を知らば百戦して危うからず。

 

(堺について)

美濃もあのような豊かな町を持ちたいと。

 

討った侍大将の顔が叔父上に少し似ていた。

急にためらいが・・・

それで首を落とすのが遅れてしまい、

その時、妙なことを思うていたのです。

これは武士の本懐かと。武士の誉かと。

こんなことが。

しかし戦は戦だ。

勝たなければ自分が討たれる。

戦がある限り勝つしかない。

 

斎藤利政(本木雅弘)

 

信秀は金はあるが、さほどの人望はない。

信秀が集めた2万の兵は、

金が欲しいから、お義理で集まった輩じゃ。脆いぞ。

戦は数ではない。

そのことを思い知らせてやる。

 

(光秀に対して)

その気持ちを忘れるな。

豊かであれば無用な戦をせずに済む。

 

一同、盃を置かれよ。

水では流石に不味いものじゃな。

芝居はここまでじゃ。

いま織田軍はわれらに背を向け、のこのこ歩いておる。

この機を逃していつ勝てる。

籠城はここまでじゃ!

全軍を集めよ!

門を開け!織田軍を追い討ちにするのじゃ!

音もなく、風のように追うのじゃ!

 

頼純!様。

いま一度お座りなさりませ。

この城の主は身どもでございます。

身どもがならぬと申したら、

あなた様とて出て行くことは叶いませぬぞ。

 

帰蝶(川口春奈)

 

(頼純に対して)

何ゆえ、鎧兜を身に着けておいでにならぬのですか。

土岐家は源氏の流れを汲む武門。

父が苦戦となれば、ともに戦う備えも肝要とは、

お思いにはなりませんでしたか?

 

土岐頼純(矢野聖人)

 

(利政に対して)

黙れ黙れ!そちの父は身分卑しき油売りであった。

それをわれらが温情をかけて、

世に出してやったのじゃ。

その恩を忘れ、土岐家を二つに裂き、

美濃をわが物のごとく振る舞うておる、

この成り上がり者めが!

 

(利政に対して)

土岐家のためにどう尽くした?

叔父の頼芸を唆し、

わが父・頼武を守護の座から、

引きずり降ろしたのはそちであろう!

愚かな叔父は守護の座にしがみつき、

そちの言いなりであった。

この美濃を飲み込まんとする蝮が、

大きな口を開けていることにも気づかずにな!

 

織田信秀(高橋克典)

 

城に帰って、寝るか・・・

 

基本情報

 

放送日:2020年1月26日

脚本:池端俊策

視聴率:17.9%