雑記惑星あんのん

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【麒麟がくる】第1話の感想。光秀、西へ(名言&セリフ付き)

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【麒麟がくる】はNHK大河ドラマの第59作で、

日本史上最大の事件『本能寺の変』を起こした明智光秀が主人公です。

 

主演の明智光秀(十兵衛)は長谷川博己さんが演じています。

 

2017年に放送された「おんな城主直虎」以来の戦国モノですが、

非常にオーソドックスで原点回帰した作品だと思いました。

 

www.nhk.or.jp

 

 

【あらすじ】鉄砲に惚れこんでしまった光秀

 

美濃の国・明智荘に暮らす光秀(十兵衛=長谷川博己)は、

農民が作った米を奪いに来た野盗と戦いました。

 

必死で村を守る光秀でしたが、

敵が妙な武器を持っていることに気づきます。

野盗の人質になっていた男に話を聞くと、

「鉄砲」という代物だとわかりました。

 

光秀は主君の斎藤利政(本木雅弘)の許可を得て、

鉄砲の入手と名医を探すために堺へと旅立ちます。

 

利政に医者を探すことを頼まれたのは、

彼の正室・小見の方(片岡京子)が難しい病だからでした。

 

堺に到着した光秀は、

三好家の家臣・松永久秀(吉田剛太郎)のおかげで、

念願の鉄砲を入手することに成功します。

 

さらに京の町では、

医師・望月東庵(堺正章)の女助手・駒(門脇麦)と知り合いました。

 

しかしその直後、

大名同士の抗争で町は大火事になり、

幼い子どもが逃げ遅れてしまうのでした。

 

登場人物はこちら

 

www.nhk.or.jp

 

【感想】初回は上々の滑り出しだと思う

 

私はコーエーの「信長の野望」が大好きで、

ブログ執筆や家事の合間によくプレイしています。

 

でも近年に放送された戦国大河は好みじゃなかったので、

日曜日の夜8時は団塊世代の夫と「ポツンと一軒家」を見ていました。

 

そんなわが家の習慣を【麒麟がくる】は変えました。

 

一部では「衣装の色が濃い」と指摘されていますが、

地味でパッとしないよりは全然いいと思います。

 

それに私は老眼で目があまり良くないので、

かえって鮮やかな色のほうがありがたいです。

 

シナリオもベテランの池端俊策さんの担当ですから、

最後まで安心して見ることができました。

 

明智光秀というと本能寺の変抜きには語れないので、

どうしても裏切り者とか、野心家というイメージが拭えません。

 

しかし【麒麟がくる】では、とても素直な青年なので驚きました。

 

火事で逃げ遅れた子どもを助けるシーンでは、

「いったいどうなるのか」とヒヤヒヤしましたが、

2人とも無事で安心しました。

 

その後の駒との会話で、 本作のコンセプトが語られたのも良かったです。

 

「平和で穏やかな国に麒麟がくる」とのことですが、

それには戦乱の世に終止符を打たねばなりません。

 

光秀が本能寺の変に踏み切った本当の理由は、

安穏な時代に現れるという麒麟を、この国に呼ぶためだったのでしょうか。

 

本能寺の変の原因については諸説あります。

 

最も一般的なのは光秀の主君・織田信長のパワハラですが、

他に朝廷の陰謀説や、豊臣秀吉や徳川家康の工作説もあるんですよ。

 

【麒麟がくる】ではどの説が採用されるかわかりませんが、

信長が今までとまったく違うイメージになるらしいので、

本能寺の変も斬新な描かれ方になるのではないかと、期待しています。

 

光秀を取り巻くキャラもいいですね。

 

とくに本木雅弘さん演じる斎藤利政(のちの道三)と、

吉田剛太郎さん演じる松永久秀は最高でした。

 

いまのところ【麒麟がくる】にはまったく不満がないので、

久々に1年間視聴できそうです。

 

駒や菊丸など、オリキャラの使い方を間違えなければ、

かなりの人気作になるのではないでしょうか。

 

光秀の滅びの美学を描くのか、

それとも史実とは異なる再チャレンジの物語になるのか・・・

いずれにしても興味深いドラマになりそうです。

 

【セリフ】平和な国に麒麟がくる理由を知りたい

 

明智十兵衛光秀(長谷川博己)

 

私は野盗に負けたくない。

外の国々が見てみたいのです。

堺がどういう所で鉄砲がどういうものなのか。

この目で見てきたいのです。

この美濃のために。

 

(主君・利政について)

正直に申し上げて、ああいうお方は好きになれん!

あのケチくさいところが。

何事も損得勘定をされる。

それをご自分で申され恥じるところがない。

「恥有りて且つ格る」と論語にはある。

つまり恥じる心のない者は、

よい政はできぬというわけです。

しかし好き嫌いで主君に仕えるわけではない。

それが難しい。

 

私の父は私が幼きころ病で亡くなりました。

生前の父を知る者はみな口をそろえて、

立派な武士であったと言われます。

その父がよく私に申していたことがあります。

大事なのは一つ。ただ一つ。

誇りを失わぬことだと。

 

旅をしてよくわかりました。

どこにも麒麟はいない。

何かを変えなければ、誰かが。

美濃にも京にも麒麟はこない。

 

斎藤利政(本木雅弘)

 

わしは得にならぬことは、

やらぬことにしておる。

そなたは旅に出て学ぶことがあろう?

しかしわしには、この珊瑚ほどの値打ちもない。

 

三淵晴英(谷原章介)

 

(鉄砲について)

弓矢ならすぐに次の矢を射ることができる。

しかしこれはそれができん。

筒を掃除し弾を込めねば次を撃てぬ。

私から見たら戦には不向きだ。

店主の前で申し訳ないが、

これは手がかかる割に使い勝手が悪すぎる。

まあ、飾って眺めるにはよいがな。

 

松永久秀(吉田剛太郎)

 

このわしを怒らせて無事に生き延びた者は、

堺といえども一人もおらん。

 

山城守の御父上は京の西ノ岡という所で、

油売りをしていた商人であった。

わしも何度が西ノ岡には行ったことがあるが、

町の者たちはみな褒めたたえておったぞ。

僅か二代にして、美濃一国を意のままにする大身となられた山城守様は、

夢のようなお方じゃと。

 

よいか?

あの一派は代々続いた家柄の上にあぐらをかき、

領地を広げ、上前をかすめとってきた。

力も能もない連中だ。

何べんも言うが、わしは山城守様は偉いと思う。

古臭い名ばかりの大名どもを叩き潰し、

力さえあれば腕一本で世を変えられることを示されたのじゃ。

見習うべきお方じゃ。

それに従った美濃の国衆も偉い。

 

駒(門脇麦)

 

私、ずっと泣いていたんです。

「戦は怖い、戦は怖い」って。

そうしたら、その大きな手の人がこう言って慰めてくれたんです。

「いつか、戦が終わる」って。

「戦のない世の中になる。そういう世を作れる人がきっと出てくる。

その人は麒麟を連れてくるんだ。

麒麟というのは、穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ」って。

それを呼べる人が必ず現れる。麒麟がくる世の中を。

だからもう少しの辛抱だ。

 

基本情報

 

放送日:2020年1月19日

脚本:池端俊策

視聴率:19.1%